マンション管理における話し合いのポイント 続編 その2
1.「どちらも正しい」からスタートする
管理組合の話し合いに限りませんが、どちらが正しいのか? を突き詰めようとすると、話がこじれてしまう傾向があるようです。
「どちらが正しいのか?」を突き詰めようとすると、どちらかが間違っていることを自ら認めなければなりません。
これは、プライドが傷つきますから、ものすごく難しいことです。ということは、間違っていると追い詰められた側が理屈に合わない反論を繰り返すなどして、妥当な結論であっても双方が合意するには至らないケースが増えてしまいます。
このような展開を防ぐには、「どちらも正しい」からスタートすることと、相手を否定しないことを意識することが役立ちます。
そもそも、「正しい」ことの定義すら話し合っていないことがほとんどでしょうから、「どちらが正しいのか?」を議論するのは困難なのです。
また、「正しい」ことは、それぞれの立場によって大きく異なります。(例えば、機械式駐車場の更新問題を考えるとき、駐車場利用者と利用していない者では、利益が相反しますから、発想のスタートも結論も異なってしまいます。)
管理組合では、少数派がわがままを言うことはよくありませんが、多数派が少数派を無視することもよくありません。全体を考えつつ、個別の利益にも配慮が必要です。
これらを知れば、そう簡単には、「どちらが正しいのか?」を決められないことを理解できると思います。
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