自己紹介 その1
みなさん、こんにちは。マンション管理士の藤城です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
まずは、自己紹介です。といっても、個人的なことではなく、マンション管理士として、私が考えていることをお知らせすることにします。
私は、10年以上にわたり、管理組合や個人からの相談に対応してまいりました。相談件数は、3000件を超えています。
当然のことですが、最初は、誰も、私のことを知りませんので、相談が入りません。
そこで、ウエブ上の相談コーナーに届く相談を自分に来たものだと思い、親身になって回答してみました。
これは、思いのほか、勉強になりました。同時に、いくつもの間違いや失敗をしました。自分の意見を押し付けようとしたり、謝った助言を繰り返したりしたのです。
それでも、あきらめずに続けていると、少しずつ上達し、お礼の言葉を頂けるようになりました。
そして、自分のブログとメールマガジンを開始しました。ここから、ようやく自分宛ての相談が入るようになりました。
そして、その中から、いくつかの顧問先も見つかりました。
ところが、顧問先でも、また多くの間違いや失敗をしました。
時には、自分で気づき、理事長さんに謝りました。ある時には、理事長さんに指摘され、調べなおして、訂正しました。
何度も自己嫌悪に陥りましたが、めげずに続けていると、ぼんやりと、そして、少しずつ、大切なものが、見えてくるようになりました。
当初は、区分所有法やマンション管理適正化法など、関係法令や管理規約、使用細則など、個別のルールを用いることで、管理組合を運営できると思っていました。しかし、それは、まったくの間違いでした。
マンション(管理組合)においては、「法律を守っている。」「ルールに則って運営している。」などと、区分所有者の皆さんに説明することは、かえって、反発を招いてしまうのです。
そして、その反発は、説明した場面ではなく、しばらくしてから、悪い影響として表面化します。
そのことを実感してからは、より慎重に、「本当に正しいこと」を求めて、判例を調べ、法律を理解しようとしました。そして、スムーズに運営するために管理規約や使用細則を改正しました。
ところが、これらを進めれば、進めるほど、かえって、運営はギクシャクしました。
かなりの期間を経て、ようやく気づきました。
「管理組合においては、正しい、はない。」
考えてみれば、当たり前のことでした。
マンションには、大勢の人が住んでいます。様々な地方で育ち、様々な年代に生まれているのです。
つまり、多様な価値観や経験を持っているのですから、希望が異なるのは当然です。しかも、現在の事情も様々です。これでは、どれかひとつを見つけて、「これが正しいから、従ってください。」などと言ってみても、反発を招くだけなのです。
私は、多くの本を読み、NHKのEテレから参考になる番組を見つけては、繰り返し考えました。
そして、「失敗学」「ファシリテーション」「ドラッカー」の3つに出会いました。
これらの重要な点について、自分が理解できたとは思いません。
特に、ドラッカーについては、流行した「もしドラ」あたりからの勉強ですから、なんとも頼りないものです。
それでも、優れた書物や番組から得るものは、少なくありませんでした。
「みんなのことを みんなで考え みんなで決めて みんなで実行する」
「間違えた人を責めてはいけない」
「強みを生かし、弱みを中和する」
これらは、この当時に学んだ重要なことです。
続きは、次回に致します。
- マンション管理相談室
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管理費が高いが、詳細の検討方法がわからない
毎年実施の雑排水管清掃に協力してくれない住戸がある
管理費の滞納がある
騒音問題がある
ペットに関する問題がある
マナー違反に関する問題がある
ゴミの分別をしない住民がいる
駐車場の使用細則を守らない住民がいる
バルコニーでタバコを吸う住民がいる
修繕積立金が不足している
など、これまで300組以上の皆様のご相談に対応した経験を活かして、様々なお悩みにお答えしております。
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※この記事は発行者の判断により構成されています。そして、あくまでも参考意見であります。法的根拠を保証するものではありません。また、実際の事例では状況により、判断が異なることが予想されます。従って、紹介事例をあてはめることは困難なケースも多いはずです。よくご検討の上、ご判断頂きますよう、お願いいたします。もし、何らかの損害を被られても一切の責任は負えません。